大根たち2
大根(秋冬)の収穫がはじまりましたー。
秋冬大根は8月下旬から播種し、わずか1ヶ月半程で収穫となりました。春大根と違う点は収穫までがとにかく早い!早くできる!というわけです。
大根も9月の真夏日(残暑)や秋雨によって、かなり成長が早まったように思われます。
10月になってもかなり暑い日が続いたりと、今までの統計通りの天候ではなくなってしまった。
農業歴40年の方と話す機会があり、そこで話されていたのが「今までは、天候も1週間から1ヶ月は、だいたい思っていた通りになっていたが、最近は予測ができなくなって、作物の成長に合わせた対応が難しくなってきている」とのことだ。
また、続けて「今までの教科書じゃ作れない」と話していた。
それほど、天候不順が近年続いているのだなと改めて感じる大根収穫であった。
さて、秋冬大根の収穫作業であるが、まず、運搬車を畑に入れて片っ端から大根を抜いて運搬車に積んでいく。
運搬車に積みきれなくなったら、トラックに移していく。それの繰り返しである。単純であるが、かなりの体力を必要とする。また、出荷時刻は13時までと決められているので、スピードも欠かせない。農業ってスポーツや部活みたいな感覚に似ていると最近思う。
大根自体の値段はあまり上がっておらず、少し先行きの不安感はあるが、とにかく育った大根を抜く他ない。
コロナ感染者が減少してきて、緊急事態宣言も解除された。段々と経済がまわりはじめ、飲食店やホテル・観光業界が動きはじめれば、大根もそれなりの値が付くはずだ。
その日はまだ先かもしれないが、今言うことは、「一緒に頑張ろう、大根たち!」ただそのひと言に尽きる。