相性
さて、人にも相性なんてよく言われますが(笑)作物にも相性があります。
トマトを例にあげると、マリーゴールドやバジルを一緒に植えると虫除け効果や成長促進作用を発揮します。バジルはトマトの余分な水分を吸収します。
他にも、ニラやネギをトマトと一緒に植えることで、根に対する菌(菌抗菌)が共生し、土壌病害などを防ぐことができます。
落花生とトマトも相性がよいようで、バジル同様に水分過多になるのを防ぎ、落花生の根に多くある根粒菌の働きによって空気中の窒素が固定されて栄養が取り入れやすくなるそうです。
このような相性のよい組み合わせを「コンパニオンプランツ」と呼び、農薬や化成肥料等になるべく頼らない自然の力で作物を育てていくのが特徴です。
私もサツマイモでコンパニオンプランツにチャレンジしてみました。
サツマイモ × 赤ジソ
サツマイモの苗を定植すると、ツルボケが見られることがあります。ツルボケとは、芋に成長がいかず、ツル(葉)に成長が集中してしまい、結果芋が小さく葉が大きくなってしまうことです。
ツルボケには、堆肥や肥料過多であったり、土壌中の窒素分が多いことがあげられます。他に、日照不足や雨が多く、水分が多いことも原因となります。
そのような、ツルボケ症状の改善をしてくれるのが、赤ジソです。赤ジソは余分な肥料を吸収してくれるので、ツルボケ防止となります。
また、サツマイモにはアカビロードコガネという幼虫の発生が見られ、食害にあうことがありますが、赤ジソの葉にはアカビロードコガネを寄せ付けない効果もあるそうです。
他にもコンパニオンプランツがあるので試してみたみたいと思います。