フォークリフト免許
まず、フォークリフトとは何ですか?という話です。
フォークリフトの定義として「荷物を積み込むフォーク、ラム等とそれを昇降させる機構(マスト)を備えた動機付き荷役・運搬用の機械である」ということです。
ちなみに、フォークリフトは労働安全衛生法によって定められた国家資格です。
私も農業をやる上で必要でしたので、取得する機会をいただき、無事に資格をGET!農業ではパレットに積み上がった作物や肥料、マルチ等の資材をフォークリフトを使用して、そのままトラックの荷台に載せたりしています。
今や工場や物流関係など、幅広く職場で活躍されているフォークリフト。無くてはならない存在です。
1 まず、学科講習
フォークリフトの各名称や許容荷重の計算等々、学科試験に出そうなところを教科書を用いて勉強する。教官がしっかりと教えてくれるので難しくはありませんが、居眠り等々していると危ないかもしれません。合格への道は居眠りをしないことが必須条件だと思います。だけれど、眠くなるのが人間で、8時間じっーとしているのは辛かった。
私を含め40名くらいいましたが、全員合格していました。確かに居眠りしている人はいなかったような…。
2 次に、実技講習
実技は各グループに分かれて、積み下ろしやバック走行、検定コース等を繰り返し行います。車の免許のように、乗り込む前にフォークリフトの前後確認から行います。「前ヨシッ、後ろヨシッ」みたいな感じで、指差しておこないます。
しかし、「ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ…」って何回言うのだろうと思うくらい確認作業が多いです。自宅に帰ってからもつい「ヨシッ」って言ってしまうくらいでした…笑
講習中、グループの中には速くて上手に乗りこなす人がいます。しかし、それにつられて速く運転しようとしてしまうのが人の心理で、速くしようとした結果、ミス多発を招いてしまいます。
コツはとにかくゆっくりやること。自分は自分で、周りを気にせずにゆっくりやれば失敗も少なくなりますし、その結果、上達も早いです。
3 最後は、試験
試験は7分以内にコースを回ることが必須でしたが、グループの中で7分を超えた人はいなかったです。遅くても6分くらいで回ることができると思いますので、時間はあまり気にしなくてもいいでしょう。
はじめに荷物を積み込み、コースを走ります。カーブ走行やバック走行等、3日間実技講習で学んだことをやるだけです。最後は荷物を指定の枠内に下ろして終了ですが、枠内に収めないと減点対象となります。
しかし、3日間の講習は長かったのに検定時はあっという間でした。
やはり検定時は緊張すると思いますが決して慌てずに。多少の失敗は見逃してくれますので。なぜなら受かってほしいのが教習所で、合格率が低いところに受けに行きたいと思う人はいないはずだからです。
ちなみに、教官に聞いた話しで合格率は99%で不合格者は態度が悪かったり、ルール違反をした人が多いらしいので、そのあたりのことをきちんとしておけば大丈夫です。合格者の最高齢は78歳とのこと。その方は資格コレクターらしく、ボケ防止に取得したらしい。それでも取れるのがすごい!
そんなことで、過度に緊張せずに「99%受かるから大丈夫だ」と自分に言い聞かせて運転すれば絶対合格できます。
4 免許があって、はじめて乗れます
私有地であっても免許がなければ乗ってはいけません。無免許違反については、「無免許(免許不携帯も含む)で運転した人」「無免許を知りながら指示をした事業者(一般的に会社等の法人や個人事業主も当てはまる)」の両方が罰則対象となります。
罰則は「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。なぜ、厳しいかというとフォークリフトによる事故が毎年発生しているからです。荷物に挟まれる事故や横転事故など死亡事故につながるゲースが発生しています。仮に法人の従業員が無免許で運転して、事故を起こした場合は監督責任で、法人側も罰せられます。
つまり、免許を取得の意味は、学科・実技講習をしっかりと受講することでフォークリフトの知識を身に付け、事故をなくすためのものでもあります。
私も講習で学んだことを忘れずに、安全運転を心がけたいと思います。
最後に、フォークリフト免許代は約4万円前後で、取得日数は所持している免許によりますが、4日程で取得できます。職場等々でフォークリフトを使用しているところも多いのでおすすめの資格です!