おひさまとともに

農家デビュー!おいしく安心安全な野菜を作りたい。農業そして、社会福祉士としてたまに(障がい)福祉についても考える。

手入れをしよう

 梅雨真っ只中ですね〜。

小雨ならまだしも、激しく降った日には畑にでられません。そんな時はビニールハウス内でトマトやナス等の野菜の管理がメインとなります。

本日はトマトの手入れを行いました。

トマトの手入れ

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 トマトは1本仕立てか2本仕立てで、おいしさ(糖度)が違ってきます。もちろん2本仕立て(1つの株から2本茎を伸す)であれば、2本分の栄養が必要となるわけで、実に対する栄養も1本仕立ての倍必要となります。

つまり、トマトの数も倍になるため、一つひとつの栄養が分散されてしまうことが、結果おいしいさ(糖度)が異なることとなります。

また、トマトは水をあげない方が甘くなると言われますが、それは水分不足になりトマト自体が危機(ストレス)を感じて自身を守ろうとする働きに変わるからです。守ろうとする力が糖度に表れ、甘くなるということです。

 次に、わき芽かきが重要な点です。わき芽とは茎と枝の間に生えくる新しい芽で、これを伸ばしてしまうと、わき芽に栄養が取られて実に対する栄養分が少なくなってしまいます。

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よって、これをハサミや手で折ってしまいます。

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こんな感じで、他にわき芽があればとってしまいます。ただし、ハウス内は雨の影響は受けませんが、路地でつくる作物の場合は雨が降っている日や降る前にわき芽かきを行うと、わき芽をかいたところから病気が入りやすくなります。分かりやすく言えば人間と一緒でケガをした傷が乾かず、そこからバイ菌(病気)が入ってしまうようなことです。

なので、わき芽をかいた部分がなるべく乾きやすい晴天時に行うことをおすすめします。そして、ハサミを使うのであれば刃をしっかり洗うか、拭き取ることをして常に清潔なハサミを使うのがベストとなります。

 最後に、トマトが成長し実をならすと役目を終えるように茎の下段の葉から黄色くなってきます。古くなった葉は病気にかかりやすく、特にこの梅雨時期に病気が入りやすくなりますので、葉かきも重要な作業のひとつとなります。

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地味な作業が続きますが、これがおいしいトマトをつくる秘訣となるわけです。

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以上、簡単なトマト管理の説明でした。