ネギ1本1万円!?
ネギが1本1万円で売れる?そんな話しは信じ難いが、実際売っているのが、以前からメディアで取り上げられている「ねぎびとカンパニー代表清水寅氏」だ。
前職は金融系の会社に就職していたが、体を壊し脱サラ。以後、ネギ農家として後に会社を設立し、ベストアグリ賞(農林水産大臣賞)を受賞する。
ブランド化して成功
いかに、太くて甘いネギを作るかに徹した。例えば、普通に出荷すると丹精込めて作った野菜でも全て同じ扱いをされる。
つまり、大根を例えにしても、手間をかけて肌ツヤの良い大根を作っても全ての大根は一緒の価格となる。しかも、いくら良い大根を作ってもスーパーに並ぶのは「大根」としか表示されない。地産表示されていればまだマシだが。
そこに疑問と新たな発想をもったのが、清水氏だ。なぜ、太くておいしいネギを作っているのに他のネギと同価格なのか。うちのネギの良さを知ってもらいたいということから、ブランド化をはかる。
良いネギを作ることで、多少高くても買ってもらえる。実際、糖度21.6度のネギを作り、2019年には200万本に10本しかとれない奇跡のネギ「モナリザ」を1本1万円で販売。いわゆる贈答用ネギだ。他にも10本3500円の寅ちゃんネギを販売し、全て完売されるという。
一般的にネギは2Lが基本というが、モナリザは4〜5Lの大きさだ。
その他のネギに関しては、スーパーで2本298円で、一般的の販売価格を上回るが、おいしさと見た目の良さからリピーターが増えている。
農業やってない方でも、ビジネス(経営)論みたいなことも書いてあって、面白い本だと思いますので興味がある方はぜひ。
1本1万円のネギ…ぜひ食べてみたい!